はじめに
こんにちは、複業スキルブロガーのカズです。
今回は、英会話業界を取り上げて、時間的な余裕があるのかどうか(複業や副業が可能か)という視点で、私が実際に英語教室で3年ほど経験した営業、事務、講師の仕事をしてみた経験をみなさんと共有したいと思います。
- 正社員ではなかったが、営業である以上は上司や本部からプレッシャーを受ける
- 契約社員なら、正社員ほどの圧力はないので、時間的にも、精神的にも複業を並行することはできる
なぜ英会話業界で働くことになったのか?
以前、”車業界で働いてみて、どうだったか”というブログを書いたのですが、私は車のディーラーを退職した後いくつかのアルバイトを経て、英会話業界で働くことになりました。それは元々、外国語を専門で学んだということが大きかったわけですが、外回りの営業ではなく、窓口での営業や事務の仕事も経験してみたかったからです。
メリット、デメリットとノルマ
車業界での仕事のときと今回大きく違うのは、正社員ではなく、契約社員だということです。一定の期間を過ぎれば契約の更新か解除を迫られます。
その時の会社では契約社員のうちはボーナスがなく、正社員になるとボーナスがもらえるようになるのと、店舗責任者になるということです。
従って、契約社員のうちはノルマはありませんでした!これは非常にありがたかった。窓口で英会話教室のコース紹介などを訪問者の方にするのですが、入会しなかったとしても、私が上司や本部から怒られることはありません。
ただ、あまりに入会が少ない場合は営業トークの練習をさせられたりする場合がありました。しかし、そのために残業をさせられたりすることはなかったので、良い環境だったと思います。私よりもさらに良い環境だと感じたのは、実際に入会者の方々に英会話を教える先生です。
英会話をやりたいと思って、足を運んでいただいた訪問者の方に教室の案内をするのは先生ではなく、スタッフ(私)です。実際に入会をしていただいてからが先生方の出番となりますので、先生方は営業を全くしなくても良いわけです。
ただ、先生としての外国語能力が求められるわけですから、そこまでに至る学習や経験という点において、採用のハードルは高いと言えるでしょう。
これは他の資格取得についても言えることですが、しっかりと勉強をして専門性を身につければ、営業や事務といった総合職でストレスを感じることなく仕事をすることができます。私がのちのち塾業界に転職し、そこから起業するに至った理由の一つとして、この英会話の先生方の存在がありました。
ところで、英会話教室のスタッフとしての業務は多岐にわたります。テキストの発注や棚卸し、キッズレッスンのための備品の管理、準備、入会者の方とのカウンセリングやコース変更の相談、新規問い合わせや既存の入会者の方からのレッスン予約などあげればキリがありません。
また、スタッフとしての私の業務は営業、事務ですが、講師として子供のレッスンまでおこなったりもしたので、とにかく忙しかったのですが、度合いはありますが、仕事は忙しいこと自体はそんなに苦にならないものだと思います。結局は内容です。英会話をやろうとも思っていない方に、店舗売上のプレッシャーから、無理やり入会を勧めるような業務が辛いのです。
私の契約社員として英会話教室での仕事内容を考えたときに、デメリットになるのは、窓口対応とはいえ、やはり営業職だということです。顧客データから、英会話を検討している可能性のある方にDMの送付や電話営業をしなくてはならず、店舗の売り上げが悪ければ店舗責任者はエリア長に叱責をうけます。
私は契約社員でしたので、直接叱責を受けることはありませんでしたが、将来、正社員になるかどうかを自分に問いかけたときに長く続けていくことはできないという考えに至り、3年ほどで退職することにしました。
契約社員で働きながら複業(副業)はできるか?
私の英会話教室でのスタッフとしての仕事は午後からでした。従って、午前には時間がたっぷりあったので、転職や起業に備えて資格取得や勉強をする時間は十分取ることができました。
職種にもよるでしょうが、複業としてブログやWebデザイン、アルバイトなどと並行することも可能ですね。契約社員ですと給料やボーナスなどの待遇は良くないので、金銭的に余裕を持ちたい方は複業をするのも良いでしょう。
その点が正社員との大きな違いだと私は感じます。正直、正社員であれば他の仕事も複業でするのは大変です。残業などを日常茶飯事ですし、最悪、残業代の出ない残業をさせられる場合もあります。
契約社員は正社員に比べ時間的、精神的な余裕がある点がメリットと言えます。新卒であれば、やはり正社員になることを第一に考えると思いますが、転職をする際には、契約社員というのはノルマ、ストレス、プレッシャーが少なく、将来を見越した働き方ができる一つの選択肢として良いのかなと思います。
まとめ
選択肢が増えている今の時代です。無理に社員の肩書きにこだわる必要もありませんし、ブログやHP制作など社員をしながらでもできる副業はたくさんあります。
選択肢が増えているからこそ、動かないと損をすることが多い。現状に満足していないのに動かないのはもったいない。