なぜ車業界で働くことになったのか?
こんにちは、複業スキルブロガーのカズです。
この記事では、私が実際に車のディーラーで営業職を経験したこと、感じたことをまとめていきます。
- ノルマが厳しいというのは本当か?メリットとデメリットは?
- 複業をしながら車業界で正社員として働いていけるか?
営業職のメリット、デメリットとノルマ
メリット
営業職のメリットは結果さえ出せればよいということです。大手ディーラーはボーナスもたいていありますし、役職がつけばなおさら安定した給料をもらいながら、仕事を続けていけます。
同様に、結果さえ出ていれば残業はありません。事務職に比べ、営業職に求められるのは売上を出せるコミュニケーション能力ですから、成果さえ出せれば残業をさせられることはあまりないと言えます。私は外回りの営業をしていましたが、ノルマを達成できている月は、営業先からすぐに帰路につき、17:30から家でゲームしてました。
デメリット
逆に言えば、結果が出なければきつい仕事です。これは営業職全般に言えることですが、会社に利益をもたらすのは顧客との接点となる営業なので、営業が売り上げを出してくれなければ、会社を存続させていくことはできません。
私も売上台数が達成しない月は本部に呼び出され、叱責を受ける経験をしましたが、これはかなりのストレスです。
私よりも先輩の営業マンは営業成績が悪いために数十人の営業マンの前で営業のセールストークデモをやらされ、みなの前でダメ出しをされるという事態になっていました。従って、営業トークや商品知識の研修などの名目で残業をさせられている営業マンもいました。
外回りは営業車を自分で購入するのは当然でした。(少なくとも2008年時点では)最悪、販売のノルマを達成できなければ、自分で車を購入せざるをえないということもありますので、長い歴史のある業界だからこそ、外からは見えない部分があるものなのですね。
ノルマとストレス。仕事をやめたくなったら?
私はこの仕事をやめた後もほかの営業職を経験しましたが、大なり小なり営業のきびしさやノルマを課せられるストレスはどこの会社でもあるものだと思います。起業をすると痛いほどわかるのですが、売上が出せなければ存続できないのです。
自分が会社員をしている場合、仕事が増えるとストレスとなるのですが、自分で起業をしてみると、仕事が増えることは喜びになります。だって、会社が続けられる見通しが立つわけですから。
私は個人事業主として一人で営業をしているわけですが、従業員をかかえる責任者になった場合はすさまじいものでしょう…
自分が子供のときはお父さん、お母さんの苦労も世間の仕組みも知らず、勉強と進学、考え方の違いなど、親とケンカをすることもあるかもしれませんが、自分が社会人になって、結婚し、子供ができて初めて親の立場がわかるようになるのと同じでしょうか。
ただ、それでも体調と精神がボロボロになってからでは遅いので、現在の職場に耐えられないのであればやはり転職や起業をして自分のワークライスバランスをとっていく必要もあるのではないでしょうか。もしくはまずは精神科やカウンセラーを頼ってみることです。
良いアドバイスをもらえるかもしれませんし、精神科に行っていることを会社に暗に示すと、会社の対応は大きく変わる場合があります。
(私もそうでしたし、私の友人でもそういった行動をして会社の対応が変わったケースがありました)
さらに突っこんで言えば、やめようと思っていると周囲に相談することです。退職をする旨を直接伝えることになるのは上司ですが、転職や起業を迷っているレベルであれば、周囲に伝えることで、遠回しに上司の耳にも入るようにするのです。
上司の役目は部下の育成も含まれるので、自分の直属の部下が退職するかもしれないと耳に入れば、上司からの扱いが変わるかもしれません。(私はこの方法はとらず、すぐにやめましたが)
社員で働きながら複業はできるか?
車業界で正社員として働きながら複業をするのはほぼ不可能だと思います。
現状の仕事だけでも大変で、他の仕事も並行して行うとなると、体を壊してしまうでしょう。正直、並行して社員の仕事の合間にアルバイトでも厳しいと感じます。
ただ、現状を変えたいという気持ちが強い場合、少しづつ新しいスキルを身につけるために勉強をする時間を作ることはできるでしょう。週に1日、2日は休みがあるので、勉強習慣を身に付けておけば、いざという時に役に立ちます。
さらに転職や起業のために少しづつお金をためておく習慣を身につけると良いでしょう。一度仕事をやめれば毎月の給料が支払われなくなるわけですから、仕事をやめるまでに少なくとも半年は無収入になっても生きている程度の貯金をしておけば、次のステップに踏み出しやすくなります。
まとめ
仕事をやめても、今は多くの選択肢があります。
車の営業職で複業は厳しいと言いましたが、タイムマネージメントが上手ければ、ライティングやWeb制作など細切れの仕事を受注して複業をすることはできるかもしれません。
まとまったお金とスキルがたまってから、転職、起業もできます。私は3つの会社を経験してから30歳で起業しましたが、70,80歳まで働くというのは当たり前になる今の時代では、40代、50代になってから働き方を変えることも十分可能です。
ただ、あなたがもし仕事が辛くてどうしようもないなら、やはり会社をやめてください。それは20代前半に会社でどうしようもないくらい辛かった昔の自分へのアドバイスなのですが、昔の私と似た境遇に立たされている方も多いはずですから。