はじめに
こんにちは、複業スキルブロガーのカズです。
この記事はこのような人たちのために書きました。
・会社をやめたい。自由に働きつつ、会社員時代の給料を超えたい
・将来に備えつつ、今を存分に楽しむワークライフバランスをつくりあげたい
・PC1台で在宅可能な複業を知りたい
- 起業をして、仕事の裁量権を多く持てれば時間にもマネーにも自由になれる
- ブログ × プログラミングなど、複数の仕事を無理なく並行することで収入も安定する
- ほかにもWeb制作やティーチングなど、PC1台で可能は複業はたくさんある
なぜ今、複業なのか?
私は3つの会社をやめた後、起業して英語塾とブログの運営を両立しています。昔と違い、選択肢が増え、60歳まで一つの会社で勤め上げるという選択肢だけではなく、
- 30歳で転職、独立
- 40歳で会社に勤め続けながら、複業でブログ
- キッチンカーで得意料理を振る舞いながら、プログラミングを学びWebページ制作の仕事も請け負う
- ハーバリウムづくりが趣味でネットで販売するようになってから、それ一本でも生活できるようになった
などさまざまな選択肢が増え、行動できる時代になりました。
もちろん引退の年齢である60歳(現在では基本65歳)まで働き続けることも1つの選択肢ですが、みながそうしたいと望んでいるわけではなく、人と違った生き方を求めている人は増えています。一方で会社をやめることへの不安が強く、やめたくてもやめられない人も多いと感じます。
最近は会社が早期退職を促したり、退職金を減らしたりしているところが増えているので、むしろ20代や30代でリスキリング(学び直し)やリカレント教育で複数の生業やスキルを持つべく努力をしている方々が増えてきました。
複業をすることのメリット
複業をすることのメリットは、言わずもがなスキルや収入が複数にまたがることを指します。一つの会社や一つの専門職で収入を失うような状態になっても、他に複数の収入源があればリスクヘッジになります。
特に大切なのはスキルの部分です。勤めていた会社をやめることになったとしても、スキルさえあれば転職や起業ができます。また、一人で収入に直結するようなスキルを持っておけば、会社に頼らずとも自活していくことができます。
好きなことを仕事にする、という考え方について
スキルや仕事探しに際に必ず出てくるフレーズが、好きなことを仕事にするというもの。
では、あなたにたずねますが、好きなことを仕事にできるのであれば、嫌いな人とも仕事ができるでしょうか?
多くの仕事はチームや組織で協働しながら進めるものです。しかし、毎日数時間も顔を合わせる上司や同僚、取引先の相手が自分の嫌いなタイプだった場合、おそらくあなたは仕事に幸福感を得ることはできないのではないでしょうか。
仮にあなたが子供が好きだから、学校の先生になるとした場合、学校の先生になることで子供との触れ合いを持つことはできます。
しかし、他の先生との人間関係に悩まされ、残業代の出ない残業が常態化し、自分の時間を持てない環境であれば、仕事をやめることを考えるかもしれません。
仕事が好きにこしたことはないでしょうが、組織内での人間関係や福利厚生、自分の仕事の裁量権(自分で仕事を選び、どの程度こなすのかを自分で決められる)が、満足のいく仕事選びにつながります。
もう一つ大切な視点は、仕事とは誰かを満足させなくてはいけないものだということです。自分がラーメンを食べることが好きでも、それだけではお金をもらえません。自分でラーメンをつくって誰かに食べていただく、ラーメン屋を回っておいしい店ランキングやブログ、You Tube動画を作り公開するなど、誰かの役に立ってこそお金がもらえるのであって、自分の満足のためではありません。
むしろ、ラーメン自体が好きというよりも、自分でラーメン屋を運営する際のお金の管理やホームページを作るスキルがあったり、You Tube動画を作って編集する際の動画編集ソフトを使いこなせるほうが収入につながります。
好きなことを仕事にすればそこには情熱がついてくるので良いことではありますが、複業としていくためには、自分ではない誰かが好きなことに役立つものでないといけません。
仕事の裁量権がどれくらいあるのか?
自由に働く、といっても人によって自由の解釈が異なると思うのですが、多くの人の希望に当てはまるのは自分の裁量権が多いということではないでしょうか。
仮に年収1千万円を稼ぐ、とした場合。自分がパソコン販売会社の営業部長だとして、毎日朝から晩まで12時間働き、土曜も仕事で休みは日曜のみだとします。このスタイルで満足できるという人もいれば、もっと労働時間を減らしたいと思う人もいるでしょう。
しかし労働時間を減らしたい人は、仕事時間を半分にして給料も半分にする!という選択肢は選べない場合がほとんどです。仕事の裁量権を持っているのは会社の上層部、人事、上司だからです。
これがもし自分で起業をした場合、当然ですが自分で仕事量を調節することができます。平日に休むこともできますし、自分の年齢やその時の状況で、自分の責任と裁量で仕事と向き合うことができます。
幸福度の高いワークライフバランスを手に入れようという場合、どうしても起業をすることをおすすめすることになります。会社員は上に逆らうことはできないので、どうしても上がつくったルール・就業規則の中で働くしかなくなります。いや、むしろ会社は就業規則を無視してでも、社員を束縛し、働かせようとするもので、日本はその傾向が強いと言えるでしょう。
会社員の場合、その現実の上で働き続ける必要があります。
PC1台でできる仕事
これからより増えてくるのが、PC1台あればできる複業です。それは個の力が強くなっていく時代にあって必然と言えるでしょう。さらにいつでもどこでも働けるわけで、自分の仕事の裁量権が多く持てて、幸福な働き方ができます。
その中のいくつかを紹介します。
ブログ
今、私がこのブログを書いているのがまさにそうですが、ネット上に自分の専門や経験などを書き込み収入を得ることができます。ChatGPTの台頭でブログは消えると主張する方もいますが、ChatGPTは情報提供者としては有能でも、経験者ではありません。
ブログは専門性に加え、経験してみてどうだったのかという視点が求められるので、ChatGPTのみでブログコンテンツを作りあげたとしても、Googleのアルゴリズムから評価が高くなることはありません。
ブログのメリットは不労所得が得られることに加え、自分が複業をする上での経験を与えてくれるということです。ブログを続けていると必ず書くことがないという状態になります。すると、ブログネタを集めるために新しい分野を学び、経験しようとするので、自然と複数のスキルが磨かれます。
例えば、看護師をやめて複業スキルを手に入れようとブログをスタートし、そこからブログのために趣味のラーメン食べ歩きをネタにブログを書くとします。
ブログを始める前はただ好きなラーメン屋をいくつか回るだけだったのが、いつもは回らないラーメン屋まで足を伸ばしたり、写真をたくさんとることを意識したりするようになり、気がつけばラーメンブロガーとして活躍するようになるかもしれません。
ランサーズやクラウドワークスなどで仕事の案件からブログやライティングをすることで文字数に応じた収入を得るスタイルもあります。私も以前、これで月に5万ほど稼げていました。多くの案件をこなし信頼度が増せば文字単価の高い案件も増えてくるので、ライティングが好きな方は一度試してみることをおすすめします。とにかく一度やってみるメンタルが複業につながります。
https://fukugyoskill.com/webwriting/
Webデザイン/ HP作成 / プログラミング
これらもパソコンさえあればできる複業の代表格ですね。Webデザインはソフトの使い方さえ覚えればあとは慣れですし、HP作成もテンプレート(HPの雛形)がたくさんあるので、プログラミングの知識がなくても、昔に比べかんたんに作成できるようになっています。
私が自分の教室運営をする際にも、無料かつ30分でHPができあがりました。しかもここから入塾の問い合わせのほとんどをうけているので、ポスティングなど外に出かける営業をせずともHPがあるだけで自動的にお問い合わせをいただけています。
ただ、HTML/CSSのプログラミング知識があれば自由度の高いHP作成ができますし、ワードプレスでブログを運用する際にはHTML/CSSがわかると高度な設定ができるようにもなります。
初心者にはハードルが高いものですが、プログラミングが全くわからない方は少しずつ学び始めてはいかがでしょうか。ChatGPTの登場でプログラミングをすること自体もハードルが下がってきているので、PCでの複業がよりやすやすくなっています。
ティーチング
自分の専門があれば、人に教えることで収入を得ることができます。私は教室運営がメインなので、生徒は教室まで来てくれるわけですが、スカイプやズームを通してパソコンでティーチングをすることもあります。遠くに住む方でも私のレッスンを受けていただけるわけですから。
私は複業を考える上では、このPC1台でティーチングというのが負担が少なく、かつかなり確実性の見込める働き方の一つだと実感しています。ブログは収入を得られるまでに時間がかかりますし、扱うテーマによってなかなか収入につながりにくいものもあります。
教室を運営する場合、私のように自宅を教室に改造すればテナント料はかかりませんが、改造の仕方によっては建築費が増えますし、どこがにテナントを借りるなら相応の費用がかかります。
しかし、PC1台でティーチングであればこれらの費用もリスクもありません。自分で仕事量も調節できるので、仕事の裁量権も多い、幸福感の強い複業となるでしょう。
まとめ
多くの選択肢があるにもかかわらず、安定した会社員という枠にとらわれている方が多いと感じます。まさに昔の自分はそうでした。実際に転職・起業・複業という選択肢を選ぶと、“あ、これでいいんじゃん“という、背負っていたものを床に置いて身軽になれた感情に包まれます。スーツケースを持たず海外旅行に行くような。
これからは個の時代だと言いますが、だからこそなかなか高いジャンプはできないものです。はじめは小さいステップで良いのです。会社をすぐにやめられなければ、まずはプログラミングの最新本を1冊買ってみる、ライティングの副業をはじめてみる、ブログや動画制作をはじめてみる、など、まずは行動してみましょう。