はじめに
こんにちは、複業スキルブロガーのカズです。
私も1児の父ですが、親として悩み考えるのは、
・どうやって、子供に英語を好きになってもらうか?
という点ではないでしょうか。
しかし、ネットで英語教材を調べていくと、数万、数十万する教材をおすすめしている場合が多く、”もっと本屋さんに売っているくらいの値段で、良いものがほしい”と思われる方も少なくないはず。
そこで、今回は、
- 1000円~2000円ほど
- アマゾンや楽天ですぐに購入できる
これらの条件に合った英語教材をご紹介いたします。
ただし、親が一緒になって取り組む教材のみに絞ります。
理由は、子供に英語や勉強を得意になってもらうためには親もやる、親も学ぶという姿勢を子供に見せることが大切だからです。
また、中学生以上になると
・どうやって子供に、英語を得意科目にしてもらうか?
という点が大きな課題となってくるでしょう。
私が運営するマンツーマン英語塾でも、小学生までは英語が好きだったのに、中学校のテストで成績が悪くなってしまったので、テスト対策をやってほしいとご相談される方がたくさんいらっしゃいます。
そこで、今回は
- 中学生や高校生になっても英語が好き、得意であり続けるための教材選び
- 親としてどう関わっていくか?
という点を中心にお伝えしていきます。
おすすめの英語教材
早速、おすすめの教材を紹介していきます。
カードゲーム(AGOシリーズ)
私がいつも教室で使っているカードゲームです。
おすすめな理由は、
- 子供がハマりやすい
- たくさん文章を読めるようになる
という点です。UNOと同じルールなので、それを知っていれば、ルール説明すら不要です。
しかし、カードに英文が書かれており、それを読みながら進めていくので、音読練習にぴったりなのです!
よく教科書を音読するのが大切、と書かれている勉強法を書籍で目にするのですが、その時点で半分以上の学習者にとっては、ハードルが高いのです。
子供が一人で部屋で教科書や書籍の英文を音読するでしょうか?
それは、せいぜい英語学習意識の高い大人の話で、中高生ですら実践する人はあまりいないでしょう。
(大人ですら、音読練習法を実践する人は半分ほどではないでしょうか)
それが、カードゲームで遊びながら音読をするのであれば、ゲームを進める上で自然な通過点となり、抵抗がなくなります。
しかも、1枚ごとに1文なので、たいした負担にはなりません。
にもかかわらず、30分ほどカードゲームをやるころには、30分相当の音読を終えているのです!
こちらはレベル別に分けられているので、
- レベル1(ブルー:小学生3,4年)
- レベル2(グリーン:小学生5,6年)
- レベル3(オレンジ:中1,2)
- レベル4(パープル:中3、高1)
しかけ絵本
こちらは英語でかかれた絵本シリーズですが、ただの絵本ではなく、ページをめくる毎にflap(しかけポイント)があり、何が裏に描かれているか、隠されているかをイメージしながら、読み進めていく教材です。
普通の絵本だとただ読み進めていくということになりがちですが、こちらはしかけが施されているので、子供の興味をひくことができます。
こちらの教材の英語は少し難しいものとなっているので、英検4級くらいの文章が読める力がある状態でスタートすると良いと思います。
こちらもカードの教材と同じく、子供が楽しめて、文章の読解力が養えるのがメリットです。
ボードゲーム
こちらのボードゲームは人生ゲームのようにサイコロを振りながらコマを進めていくタイプのものです。
描かれているキャラクターが個性的で、子供たちは期待通り”キモい!”と言って、興奮してくれます(笑)
それぞれのコマに短い英文が書かれているので、それを読みながら進めていきます。
それほど難しくはないので、英検5級くらいの文が読めれば大丈夫でしょう。
その他
こちらは上記のどれにも当てはまらないタイプのゲームです。
見てわかる通り、外国人のキャラクターが描かれており、2人で取り組んでいきます。
初めは全キャラが起きているのですが、相手プレイヤーに英語で、
“Is your person bald?(その人はハゲていますか?)”
などと質問をして、相手プレイヤーがはじめに選んだキャラが誰なのかを絞って、当てていきます。
いろんな質問が考えられますが、1文で聞くだけなので、むずかしい英語を言う必要はないのですが、
man, woman, brown hair, blond hair, beard, glasses,…などの身体的な見た目を英語で聞くための単語力が必要です。
英語の能力でまず身に付けさせるべきは、読解力
繰り返しになりますが、これらの教材で共通しているのは、
- 親が一緒に取り組む
- 読む力をつける
という2点です。
子供は親が英語を使う、学んでいる姿勢を見れば自分も自発的に学ぼうとします。
そして、読む力がつくことで中学や高校になっても自分の力で勉強するようになります。
子供の頃にインターナショナルの幼稚園などに通っていたり、自分で楽しく取り組める音声が中心の教材で学習した場合によくあるのが、中学になった途端に、英語がキライになるというものです。
これは英語に音(リスニング)と会話(スピーキング)からスタートした場合によく見られることで、読解とライティングの力がない場合が多く、学校のテストで高得点が取れないのです。
これは学校の評価システムが読解に偏っているのが大きな要因ですが、それが理由で中学から英語への苦手意識が芽生えてしまっては、残念です。
従って、上記のような文字・文章を読解しながら、声に出して読むことがセットになっている教材を使うことで、学校のテストでも対応できる力をつけていくことが大切です。
さらに付け加えるなら、何よりもまず大切なのは、国語の読解力です。
国語力がなければ、英語力はまず伸びません。
私が今までみてきた子供たちの中でも、こちらが話したこと(日本語)をしっかり理解して返事ができたり、修学旅行に行った時の感想を上手に伝えられる子は、英語で会話をする際もしっかり伝えられるのです。
使い古された言い回しですが、中身のない英語を話しても、誰も聞いてくれないのです。
まずは国語力、それから英語の読解、英語で言葉を発する練習をするのはそれからです。
子供に英語を好きになってもらうには?
絵本やカードなどを通して英語への親しみを持ってもらうことは大切ですが、根本的に英語を好きになってもらうには、外国人とのコミュニケーションを楽しむ以外にありません。
こればっかりは、留学をするのが一番です。
外国に行って、自分が学んだ外国語で話が通じる楽しみを実感するしかないのです。
学校のテスト、英検などの資格試験は全てその下地になるだけであって、ゴールではありません。
バスケを楽しむには、シュートをうってゴールしたり、試合をして勝ち負けを楽しむしかないのと同じで、英語はとにかく外国人と話すことに尽きます。
子供が小さいうちは留学するのはハードルが高いので、近所で外国人の先生のレッスンを受けたり、イングリッシュキャンプなど、外国人の先生とキャンプやスポーツを英語で楽しむ機会を持つと、英語への意識が大きく変わるでしょう。
さいごに
これらの教材を使って親子で取り組むには、親がまず教材に出てくる英語表現を学ぶ必要がある場合もありますが、そうすることで大人も学び、大人の英語への姿勢が子供にも影響していきます。
中学や高校になってから、英検、TOEIC、TOEFLや留学などを視野にいれるのであれば、英語で遊ぶだけではなく、子供が英語を自発的に学ぶことが必要です。
まずは、親が手本となり、工夫が施された教材で英語を楽しんでみてください。