この記事はこれらの悩みをかかえる方のために書きました。
小さなステップから始める!副業と学びの習慣を作るための第一歩
会社員をしながら副業をする場合、どんな副業をするかによって、稼げる額も、かける労力の量も
変わってきます。
個人の好みと経験によるところは大きいのですが、家庭教師やオンライン講師を例に紹介します。
世の中には数多くの副業がありますが、その中でも家庭教師やオンライン講師の副業は、とにかく
すぐにはじめられるのが最大のメリットです。
副業は、何かをすると決めたら、
学ぶ→副業をスタート
というイメージかもしれませんが、
副業をスタート→学ぶ
が副業を成功させるコツです。
多くの時間をかけて学ぼうとするから、時間がとれず副業をスタートさせる
前にあきらめてしまうのです。
まずは、はじめてしまうことからです。
その点を踏まえると、上記の副業はすぐにはじめるのに適した副業となります。
誰しもが一度は学校に通っており、もし大卒であれば英語や数学は10年以上
勉強してきた可能性もありますよね。
それならば、家庭教師やオンライン講師で週に何度か小中学生に英数を教えるという
副業がすぐにはじめられるはずです。
独立した専門の家庭教師やオンライン講師になれば、レッスン毎の単価はあげられる
でしょうが、すぐにはじめるという点では家庭教師の派遣センターやストアカ、Udemyなどの
講師に登録することで、自分の知識や経験をすぐにお金に変えることが可能になります。
仮に、将来は英語を生かした副業として、翻訳・通訳や英語コンサルなどの仕事を
したいと考えているとします。
その場合、多くの人は英語力アップのために書籍を購入し、可能な限りの時間を
勉強に費やすでしょう。
しかし、それでインプットをし続けても、人に教えてお金をもらう、英語の意味を
わかりやすく伝えるなどの経験を積むことはできません。
はじめは単価が安くても、すぐにはじめることで、副業の経験が積むことができる
ようになることが一番大切なのです。
すると、よりスキルを高めようという意識に変わり、その意識が自分の学習習慣を
自然と変えてくれるようになります。
副業のスモールステップは、今やれることで、今すぐにはじめる、です。
タイムマネジメント術!副業と勉強を効率よく進めるための時間割
朝活を活用!朝の時間を有効に使って副業と学習を進める
会社員はとにかく時間がありません。
私も3つの会社で社員を経験しましたが、通勤時間を除いても、休憩を含め、
8~9時間以上は仕事時間(本業)となります。
月並みな表現ですが、基本的には早朝が副業と学びのベストタイミングです。
さきほどの家庭教師などの例でいえば、早朝に生徒に勉強を教え、早朝に勉強します。
もし生徒が小中高生であれば、早朝に勉強、とはならない(需要がない)ように思えます。
しかし、いちど家庭教師をやってみればわかるかもしれませんが、夜、部活が終わった
生徒たちはすでに疲れ切っているのです。
そんな状態で勉強をしようとしても、効果は薄い。したがって、親御さんと
生徒を説得し、早朝学習を促すのです。自分は朝の副業ができ、生徒の成績は伸びる。
一石二鳥とはこのこと!
早朝学習の効果が高いのは、自分自身にも当てはまります。早朝に副業をしないときは
自分がインプットの勉強をするのです。
スモールステップはとにかく副業をスタートさせることでしたが、次のステップは
早朝インプットで学習を効率化させ、学習の効果を最大化することです。
お金で時間を買う
そして、もう一つ学習を効率化させる方法があります。それは、自分が副業にしたい
専門分野の先生に教えてもらうことです。
お金で効果・効率を買うのです。英会話でも簿記でも、わからないことがあったときに
すぐに聞ける先生の効果は絶大です。
最近はChatGPTをはじめ、無料か安い料金でわからないことを教えてもらえるコンテンツが
増えてきましたが、人の悩みは千差万別で、どうやって答えに辿り着けば良いのか
わからない場合も多いものです。
体調が悪ければ、まずはゆっくり休むかもしれません。それでも治らなければ、ChatGPTに
聞くかもしれません。
それで治らなければ、薬局に行き、薬を買ってくるでしょう。
それでも、なおらなければ?医者に行くはずです。
みな病気なら医者とは考えるのですが、英語なら英会話の先生、簿記なら簿記の専門家とは
意外に考えないのです。早く病気を治したいなら、医者に行くことです。
副業で早く効果を出したいなら、その道の専門家や先生に教えてもらうのが近道であり、
時間を最適に使う最適な方法です。
副業と学習の仲間は必要?
私は3つの会社で仕事をしてきた感じたメリットに、
・わからないことが聞ける
・共感したり、モチベーションが保てる
という部分がありました。これは独立してみないと実感しづらいものです。
会社員をしながら副業と学習というからには、副業に関する悩みは会社内の人間には
相談しづらいか、専門が違う可能性も高いです。
あなたの本業が保険の営業で、副業が家庭教師という場合、
保険営業の先輩に家庭教師の副業の相談はできませんよね。
ゆえに、副業の悩みは、同じような悩みや課題を解決した、もしくは持っている人たちと
つながる必要があります。
私の場合は外国人で英会話の先生をしている友人に、教え方や英語表現の
微妙なニュアンスを教わったりしています。
個人的には、セミナー形式で会場に20~30人が集まって、4~5人のグループで
話し合ったりするような場が苦手なのです。だから、そういう場には行きません。
もしあなたがコミュニティと聞いて鳥肌が立つなら、そのような場には行かなくてもよいです。
副業のモチベーションが下がるだけです。
ただ、一人で副業をする心配・悩み・課題が大きく、仲間が欲しいと感じるなら、
スモールステップを踏み出し、自分と似たような人、自分の副業と同じ
ジャンルの経験豊富な先輩に会いに行くのもよいのではないでしょうか。
短時間学習のすすめ!30分✖️6セットで3時間確保
例えば英語を毎日3時間勉強すると決めたとします。
その場合、単語の暗記だけに3時間かけるのではなく、単語の暗記は30分までと決め、
次にリーディングに30分、リスニングに30分という具合に、30分を区切りに
数セット行うことであっという間に3時間を英語学習に充てることができます。
大人になってから英語を3000時間学べば、英語を使った仕事を専門にでき、
TOEICで高得点が取れるようになり、会社でも英語ができる人というポジションを
得られるくらいの英語力が身についているでしょう。
毎日3時間なら1000日、つまり3年くらいで達成できる計算です。
人間は飽きやすいものです。勉強になると特に集中力が続かず、自分は継続できないと
思い込み、落ち込んでしまいます。
しかし、30分で区切り、別のことを学ぶことで集中力を持続させることができます。
また、ずっと座りっぱなしだと血の巡りが悪くなり、健康上も悪く、勉強のパフォーマンスも
下がってしまうので、30分をくぎりに外の空気を吸いに行きましょう。ふたたび
やる気がみなぎってくるはずです。
会社員の場合、30分×6セットを連続するのはむずかしいでしょうから、
朝と夜で3セットずつにしたり、昼休憩が1時間あるなら、そこで1セットやっても
良いと思います。
はじめは6セットでも多いかもしれません。それなら、まずは4セットにして
朝と夜で2セットずつで無理なく達成できるでしょう。
毎日英語学習2時間を4年継続で3000時間達成!
と言われると、働きながらそんなの無理、と思うかもしれませんが、
毎日30分を4セットならハードルが下がるのではないでしょうか!
しないことを決め、メモる
私は2024年になってから、テレビを一度もつけていません。
2022年頃から、漫然とテレビを見続けることに疑問を感じ、だんだん頻度が減り始め、
2024年から脱テレビに成功しました。
私にとって、脱テレビは成功、なのです。理由は、その時間をほかの優先度が高いことに
充てられるから。
一般的に、平均的なテレビ視聴時間はいまだに2時間を超えているそうです。
ということは、テレビの時間をそのまま副業やそのための学習に充てれば、それだけで
年間730時間(2時間×365日)をかせげたことになります。
かなりのテレビ好きであれば、その2時間を全てやめる必要はありません。
実際、私はテレビというか、NetflixやAmazon Primeなどの動画配信サービスが
好きで、毎日平均して30分ほど見ています。
(先日、Netflixの地面師にハマって、一気見してましたがw)
人の時間を奪うのは、テレビだけでなく、スマホや読書なども同様です。
読書は良いことのように思えますが、好きだからという理由でだらだら長時間、
小説やビジネス本を読んでいたりするのは、あまり生産的な時間とは思えません。
本は読むよりも、書く方が生産的です。それは例えば、ブログにも当てはまります。
もちろん書くためにも読むことは必要ですが、その割合が10対0では、比率が悪い。
力をつけるためにも、読む時間の2倍書く習慣を身につけることで、アウトプット力が
身につきます。
趣味も大切ですが、自分が優先させる趣味、それにかける時間を事前に決め、計画的に
進め、副業と学習時間を確保していきましょう。
会社をやめてしまうか?
最後に、元も子もない話を少しさせていただきます。
それは会社をやめてしまうことです。
ここまでいかに効果的・効率的に副業とそれに伴う学習を続けていくか
という話を進めてきましたが、会社をやめてしまえば、その瞬間、莫大な時間を
手にいれることができます。
瞬間的にお金持ちになることは至難の業ですが、会社をやめることで
瞬間的に時間持ちになることはかんたんにできるわけです。
(会社をやめること自体がむずかしいとも言えるわけですが…)
私は会社をやめ起業してから、毎日の自由時間が10時間になりました。
英会話塾をやっているので、16時くらいからレッスンがはじまりますので、
朝6時に起きてから、10時間のフリータイムです。
はじめは遊ぶ時間が多かったのですが、会社をやめて収入が減ってしまった
のと、英語のレベルアップやブログを並行して進めたかった部分があり、
少なくとも午前は副業と学習に使い、午後の数時間を気晴らしの時間に充てています。
この状態になると、会社員には決して戻れません。年収が1000万円を超える
としても、会社員には戻らないでしょう。それだけ、毎日10時間のフリータイムには
破壊的な威力がありました。(少なくとも私には)
一方で、当然ながら会社員を続けていくメリットも大きいわけです。
毎日一定の給料が振り込まれ、家のローンを返済し、子供の学費を払い、
休みの日には温泉旅行に行くこともできる。
特に家庭がある場合は、おそらく99%の人は会社をやめることはできないでしょう。
その場合、会社をやめる有効な方法は、
・副業で給料に匹敵する/今の生活を維持できるくらいの収入を手にいれる
・勉強をしてスキルを身につけ、転職や起業に踏み切る
のどちらかになるのではないでしょうか。
そのためには、やはり会社員を続けながら、スキマ時間を見つけ、
効果的・効率的に学習と副業を並行していくしかありません。
幸い、副業を解禁している会社が増えてきています。
英ロンドンビジネススクールの教授であるリンダ・グラットンは
人間の寿命が伸び、人生100年時代に備える必要性を説いています。
1つの仕事・会社で60歳まで働くのではなく、複数のライフステージ、
複数の仕事、複数のスキルをマルチに渡っていく必要があるということです。
そのためには会社の本業で安定した収入を手にしながら、次のステージに
向かって副業と学業を並行していくのは、不可欠だと言えるでしょう。